2021/12/14

EC2からS3にcronでバックアップ

目次

目次
  1. EC2からS3へファイルを送信する方法
  2. IAMロールを作成して、EC2にIAMロールをアタッチする
  3. cronの設定

1. EC2からS3へファイルを送信する方法

S3へアクセスするためにはアクセス権限が必要です。

EC2に対して権限を付与する方法はいくつかありますが、今回はIAMロールをアタッチしてアクセス権限を付与する方法を説明します。

AWSでもこの方法が推奨されています。

EC2に対してアクセスキーとシークレットキーを割り当てる方法もありますが、セキュリティ的にリスクが高いのでこの方法は極力使わないようにしましょう。

2. IAMロールを作成して、EC2にIAMロールをアタッチする

2-1 ロールの作成

2-2 ユースケースの選択 

    -> EC2を選択

2-3 ポリシーの選択 

    -> AmazonS3FullAccessを選択

このポリシーは全てのバケットにアクセスが出来るのでよりセキュリティを高めたい場合は対象のバケットを指定するといったカスタマイズが必要です。

2-4 タグの設定、ロール名の入力 

    -> 任意のタグ、ロール名を設定

2-5 対象のEC2インスタンスにアタッチ

    -> 対象のEC2を選択してアクション>セキュリティ>IAMロールを変更から先ほど作成したIAMロールをアタッチする

EC2にSSHしてアタッチしたIAMロールがあるか確認。

aws sts get-caller-identity

EC2からS3のバケットが表示できるか確認。

aws s3 ls

今回S3のバケットはあらかじめ作成しています。

3. cronの設定

まず、バックアップを取りたいフォルダの同期ができるか確認。

aws s3 sync {フォルダパス} s3://{バケット名}/{パス}

あとはAWSコマンドをcronのジョブに登録するだけです。

以上で定期バックアップの設定は終了です。

関連記事


icon-loading

OpenAIが“gpt-oss”を無料公開──なぜ今、企業が「自社専用のGPT」を持つメリット

OpenAIが無料公開した「gpt-oss」の登場で、企業が自社専用AIを持つ時代が始まりました。中国AI勢への対抗策として投入されたこのオープンウェイトモデルの特徴、ファインチューニングによる自社カスタマイズ方法、導入メリットと注意点を分かりやすく解説します。

icon-loading

自己改善するAIがコードを書く時代へ:汎用人工知能への最短ルート

AIが自らコードを改善し続ける「自己改善型エージェント」が登場。OpenAIのサム・アルトマンがAGIの近道と語るこの技術が、開発業界と人類の未来をどう変えるのかを探る。

icon-loading

AI同士が秘密の暗号で”性格”を受け渡す時代:Anthropicが明かした「サブリミナル学習」

Anthropicが2025年に発見した「サブリミナル学習」とは?AI同士が数字やコードを通じて性格や偏見を秘密裏に受け渡す驚異的な現象を解説。フクロウ好きが数字だけで伝染する実例から、AI開発の常識を覆す研究の全貌まで、Grune CEOが技術者向けに分かりやすく紹介。

icon-loading

AIの学習は「パクリ」なのか?著作権の判例は?

AI時代の著作権問題について、最新の米国判例を踏まえて解説。Anthropic、Meta社の訴訟でAI学習が「フェアユース」と認められた背景から、人間とAIの学習プロセスの共通性、ビジネスにおけるクリエイティビティの未来まで、経営者・意思決定者が知るべき重要な論点を網羅的に分析します。

icon-loading

AIロボットが動画を見て進化する時代:AIも人間も学び方が変わらなくなってきた

テスラのオプティマスが動画学習で家事を習得し、ジョンズ・ホプキンス大学では手術ロボットが映像から医療技術を学ぶ時代に。従来の条件分岐プログラミングから「見て覚える」AI学習への革命的転換が、製造業・医療・サービス業に与える衝撃と、労働力不足解決への道筋を、AIコンサル企業CEOの視点で解説。